久々のフリーの営業
今日は京都伊勢丹様でした。
フリーで営業しててつくづく感じるのはひょんな所で人は繋がってるものということ。
30歳くらいから行きつけのバーをつくり散々飲み歩いてきたけど、そこには色々な出逢いが転がっていた。
今回の仕事もバーで知り合った古くからの友人からの紹介だった。
正直、百貨店さんの売場に食い込むのは容易ではない。特にバッグはなかなか厳しい。
名だたる有名ブランドでガッチリ固めた商品構成。
でも、バイヤーさんのノリが良く話も弾み楽しく仕事は出来た。
長年バイヤーをしてきた身からすると商品が悪くなく、チャレンジしてみたいと思ってもなかなか現状に何かしらのしがらみがあると難しい。
条件面、タイミング、営業の人柄様々な要素が合致した時にはスルスルっと導入できる。
「人事を尽くして天命を待つ」
せっかちな僕は我慢できるだろうか‥
目につく
吉田カバンをご存知だろうか?
僕はかれこれ10年以上は吉田カバンの販売経験がある。
「一針入魂」
これが吉田のポリシー。
全ての工程を日本で行う完全なる日本製。
タンカーが爆発的にヒットした頃、僕は高校生だった。
社会人になりまさか自分がPORTERを取り扱うなんて夢にも思っていなかった。
販売してみて分かったが吉田人気を知っているのは僕より上の世代だった。
思った以上に人気はなく、若い世代は知らない、全盛期を知ってる人からはもう廃れたブランド扱い。
中にはいますよ、熱狂的ファンが。
でもそれがまた面倒臭い。
「ここの縫製が曲がってる」「丈夫で壊れないでしょ?」
とにかく期待値が高い。
いやいやいや、人が作るんやから壊れるし多少の歪みはあるて。
客の声を吉田カバンに言っても、
「それはそういうものです。」
「使い方によっては1年でダメになる箇所もあります。」
客に言えるか、そんなこと。
と、なんやかんやで吉田も客もめんどくさかった。
現在は転職したので吉田カバンと関わることもなく、僕の中でももう廃れたブランドの一つとなっている。
ところが、転職してから到る所でPORTER所持者を見かける。
なんでや?
携わっている時は目について当然。
だって仕事だったもん。
前以上に目につくなんて‥
潜在意識では吉田カバンが好きなのだろうか‥
■
価値観の多様性。良く聞くけど、実際その多様性を受け入れている職場はどれだけあるだろう?
みんな様々な理由で働いている。
でも、職場という小さなコミュニティの中では暗黙の了解というものが存在する。
コミュニティの中でリーダー格の人間が否定から入るタイプの場合、周りは思ってる事も口に出しにくい環境になってしまう。
ではどうすればいいか?
言うてもたらいいねん!がつんと!
自分の事は棚に上げて正論ばっかり言うやつ。
お前は何様や!分かったような顔して!
周りも迷惑なんじゃ!ごちゃごちゃ細かい事ぬかさんと謙虚になれ!
あー、スッキリした。
実際言えたら良いのにね。